よくある質問
紙のリサイクル(再生紙)と「森のリサイクル」(FSC認証紙)の違いは?
ゴミの削減、資源の有効活用という点で評価されてきた「再生紙」ですが、リサイクルの繰り返しによる品質の劣化や製造過程で発生するCO2の排出量が問題視されるようになってきました。こうした「紙のリサイクル」における限界を解決する策のひとつとして注目されているのが、FSC認証紙(森林認証紙)です。
紙の原点となる森林そのものを資源ととらえ、環境保全と経済の両面を考慮した持続的な利用で「資源循環型の社会形成」を目指すこのシステムは、「森のリサイクル」として世界最大の民間自然保護団体「世界自然保護基金(WWF)」をはじめ、さまざまな環境保護団体の支持を集めています。
FSC認証紙の購入が、環境保全にどう役立つの?
世界レベルで問題になっている森林減少。自己の利益のみを追求した無計画な乱伐や違法伐採がその大きな原因とされています。FSCの森林認証制度は、「森林の管理や伐採が環境や地域社会に配慮して行なわれているかどうか」を評価・認証し、そうした森林に由来する製品(適正管理された森林木材による製品)であることを証明するものです。
つまり、消費者がFSCロゴマークのついた製品を選ぶということは、適切な森林管理を行なっている林業者を支援し、「地球環境を考えない違法伐採による木材製品は使いません!」という意思表示となり、ひいては世界の森林保全に貢献することに繋がります。
なぜ「責任ある管理がされた森林から作られた」と証明できるの?
FSC認証は、生産・加工・流通のすべての工程において、認証された木材以外のものが混ざることのないよう、FSCのCoC認証を受けた企業によって一貫した管理がなされています。
こうした厳しい管理システムのもと、どの工程においても「いつ、どこの森林から生産された木材なのか」といったトレーサビリティの確保を実現しているためです。
FSCのロゴマーク使用時の注意点は?(位置や申請、料金などについて)
FSCロゴマークの位置はお客さまでご指定になれます。FSC認証紙を社用封筒などに採用した場合、表の社名近くにレイアウトさせることで、環境保全に取り組む企業としてアピールすることも可能です。ただしマークの使用時におけるサイズやフォント、余白等についてはFSCが厳格に管理しており、事前の承認が必要となります。(申請・認証に約1週間ほどの時間がかかります。)
なお、その申請手続きは当社が行いますが、ロゴマークの使用に関する費用等は一切発生しませんのでご安心ください。